灯





           灯りのない街並みを歩く 誰もボクのことなんか本気で気に留めちゃいないさ

           寂しい? いいや ベンチも 横断歩道の白線も 足早に家に向かう靴の群れも

           みんな輝 いて見える よく見てみろ 

           命を吹き込むんだ

           ベンチは汗をかき 白線の上をBEATLESが歩く 靴の群れはリズムを刻む


           自分の家に居場所はない  だから歩く ひたすら歩く 灯りのない街並みを

           鼻で笑いたくなるような乾いた道だけど 命を吹き込むんだ 悪くない

           

           日が落ち 星達が笑いだす時間

           大人達は皆 危ないから家へお帰りと僕の肩に手をかけるけど

           お節介は嫌いだ ジュ-スの一本でも買ってくれ

           クラスメ-トのあの娘(こ)は 今頃家で温かい食事の最中だろう

           いつかボクにもそんな温かい食卓が囲める日が来るさ