絹
わたしの心が折れかけていると知った時
あなたは自らの最後の歩みを止めた
微笑みながら瞳を閉じて 口元から絹を吐き出した
それはいくえにも飛び出して
人は冷静に絹を巻き集めていた
やがて全てのそれらの流れが止まった時
あなたは昇っていったのだ
頬は暖かく 唇は柔らかく
絹の肌ざわりは湧き水のように